「愛知夜間中学を語る会 はじめの一歩教室」が日々の活動に細やかなお力添えをいただいている「一般社団法人草の根ささえあいプロジェクト」さんは2025年10月11日、名古屋市北区の草の根教室で、落語を楽しむイベント「OZONE草の根亭 たっぺい落語お披露目会 笑って世界がつながるがね」を開いた。教室で日本語を勉強中の学習者は、二つに分かれ、支援者、草の根スタッフらとともに、古典落語を現代風にアレンジした噺家の話芸を楽しんだ。
噺家は、紅羅波亭善舵(くらはていじぇんだー)さん。一部では約25人が「湯屋番」二部では「死神」の芸を楽しんだ。江戸時代の普通の人々の生活の舞台、湯屋(銭湯)を舞台にしたお話は、簡単な日本語ではないが、リズミカルで流れるような話術の中に、歌の一節や大きなジェスチャーも織り込まれた技を鑑賞した学習者らは、おしゃべりもせず熱心に聞き入った。美容師でもある善舵さんの化粧品やエステを題材にした小話では、支援者の女性らから笑い声が上がった。「お話を聞いてやってみたいと思った人は、ぜひ寿限無から始めてくださいね」との日本語学習の応援の言葉が学習者に贈られると、盛んな拍手が湧いた。
草の根プロジェクトさん、善舵さん、楽しく貴重な機会を学習者に与えてくださり、ありがとうございました。
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