先輩のお話会を開きました

2026年10月18日、インドネシア出身のセシリア・ララスさん(27)のお話会「ユメのかなえ方とキャリアの築き方」が、名古屋市北区にある草の根教室で開かれました。

  「愛知夜間中学を語る会はじめの一歩教室」の協力教室「DONDONにほんご教室」の主催事業。学習者の子どもたちや支援者、教育関係者ら21人のほか、ZOOMを通じ6人が参加しました。日本語と英語を交互に交え、用意された質問に答えるかたちで約1時間半続きました。

 セシリアさんは、父親の転勤に伴い11歳の時に初来日、小学校6年生のクラスに転入しました。日本語はほぼゼロの状態で、教室支援者の上村桂恵子さんらの指導を受けました。公立中学校を卒業し母国に帰るまでの約4年間、集中して勉強を続け、日本語能力検定試験N3、N2、N1に次々合格しました。帰国後10年間、日本語を使うことはあまりなかったといいますが、2025年に開かれた「大阪・関西万博」会場でインドネシア館スタッフとして、VIPやメディア担当通訳として活躍。名古屋開催の「第20回アジア競技大会」「名古屋2026アジアパラ競技大会」スタッフとして働くために再来日しました。


 「勉強で逃げ出したいことはありましたか」という質問には、「来日して小学校6年のクラスに入ったばかりのころ、日本語が全然できず言いたいことがあってもだめ。周りは英語がだめで、そのころが一番つらかった。でも上村先生のクラブや学校の友達に救われました」と答えました。

 日本語を学んでいる子どもたちには、「母国語以外にもう一つか二つの外国語ができると、仕事の可能性が広がります。スポーツでも美術でも、言葉は大切だと思います。いま日本語に集中すると、きっといいことがあります」と激励しました。また自分への反省も含め、「SNS(スマホの)スクロールでなく、小説、マンガなどを読むことは大事だと思う。言葉の表現、表し方がとても参考になります」と話しました。

 将来の夢が見つからない人には「いろいろな人、授業から、こんな仕事があるんだとインスピレーションを受けるときがあります。だから将来について、焦って決めることはないと思います」と語りかけました。子どもたちは、先輩の話に熱心に耳を傾けていました。

自主夜間中学はじめの一歩教室

日本に住む外国の人たちへ日本語支援と教育支援

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